ワーホリに行っても別に人生変わらないよ。
辛いこともあるし、キャリアに何のプラスにもならない。
ワーホリなんて意味ないよ。
ただの旅行と同じだよ。
そんな事を言う人がいました。
今日は私がワーホリの経験を通して学んだことを紹介します。
海外で出会った人から学んだ生き方
ワーホリ中にたくさんの人と出会いました。
私が海外で出会った素敵な人たち
- 40代で仕事をリタイアし、世界中を旅するご夫婦
- 自然豊かな島に移住し、B&Bを始めたご夫婦
- プロとして活躍し、多くの人に慕われるミュージシャン
- 語学だけでなく生き方までも教える英語教師
- 自分で日本語学校を始めた日本語教師
- カナダの自然に魅せられて40代でカメラマンになった女性
- 自分のペースで生きることを大切にするカヤックインストラクター
この方たちに出会えただけで、私はワーホリに行ったかいがあったと思うのです。
そんな出会いに恵まれて、運が良かったね。
そう言われることも多いです。
だけどね、運が良かった、だけではないのですよ。
私はもともと内向的で、引っ込み思案、知らない人に話しかけるなんてとても勇気がいることです。
だけど、こうして出会いから学ぶことができたのは、偶然の出会いを大切にしたから。
例えば、
40代で仕事をリタイアし、世界を旅するご夫婦に出会ったのは、バス停でバスを待っているときの事でした。
自分の英語力で精いっぱいコミュニケーションを図ろうとし、相手の事を知りたいと思いました。
以来10年以上交流が続いています。
日本で職場と自宅の往復だけをしていた頃には想像も出来なかった出会いを通して、私はたくさんの事を学びました。
一言で言うなら、自分らしく生きることの大切さです。
趣味の習い事でネイティブと友達になる
とはいえ、そんな偶然の出会いを待っているだけでは意味ないですよね。
そこで、私がおすすめするのは、趣味の習い事。
私は陶芸が好きだったので、ワーホリ中に現地の陶芸教室に通っていました。
子供と大人が一緒のクラスだったので、小学生から大人までワイワイ楽しく陶芸を学びました。
日本人は一人もいませんでしたし、勿論、会話は全て英語です。
本当に楽しかったし、英語も上達しました。とってもおすすめです。
他にも例えば、毛糸のお店で編み物のワークショップに参加したり、
ビーズのお店でブレスレットを作るレッスンを受けたりしました。
スポーツジムやヨガ教室などもおすすめですよ。
趣味の習い事でネイティブの友達が出来るかもしれません。

日本人と関わらない方がいいのか
実は私、最初は日本人と出来るだけ関わらないようにしていました。
日本で人間関係に疲れ果て、ある意味で日本人恐怖症みたいなところがあったので。
同じ日に入国した何人かの日本人と友達になりましたが、飲み会の誘いなどは全て断っていました。
だけど同じ日本人でありながら、海外に興味を持ち、ワーホリに来ている、という時点で自分とは近い価値観を持っているのです。
少し話は変わりますが、
「日本語を出来るだけ使いたくないから」という理由で、日本人にも英語で話している人がいました。(語学学校のポリシーとして英語以外話してはいけないという方針のところもあります。)
それはそれで、その人の価値観でやっているので私は否定するつもりは全くないのですが、
英語の練習なら、現地の人に話しかけるのが一番です。
知らない人にいきなり話しかけるのは勇気がいりますが、例えば、お店で店員さんに質問したり、話しかけたりすれば生きた英語の練習になります。
日本人でも日本人でなくとも、英語のネイティブだろうとなかろうと、一期一会の出会いを大切に過ごしてみてください。
もしかしたら、あなたの人生を変える出会いに繋がるかもしれません。
私もワーホリ中に出会った人がその後かけがえのない友人になりました。
自分は自分、人と違っていいんだという考え方

私がワーホリから帰ってきて、出発前と大きく変わったと思う事は、他人と比較しなくなったことです。
自分は自分、これでいいんだ。他人と違っていいんだ、と思えるようになりました。
自分を肯定的に捉えられる、『自己肯定感』とも言えます。
例えば、ワーホリに行く前の私は、いつもいつもいつも他人の目を気にしていました。
こんな事をしたら嫌われるのではないか
いつもそんな思いで頭の中がいっぱいでした。
自分が何をしたいか、どう思うか、どう感じるか、よりもみんなに好かれたい、嫌われたくないという思いが強かったのです。
出る杭は打たれる、だからみんなと同じようにするために必死でした。
本当は全然やりたくない事や行きたくない場所でもかなり無理をしていました。
それでいつもヘトヘトに疲れ切っていました。
自分の気持ちを言えるようになった
「自分はこう思う」としっかり自分の考えを言える人達と関わる中で「ああ、自分の気持ちを言ってもいいんだ」と思えるようになりました。
誤解してほしくないのですが、自己主張する事と空気の読めない発言をして相手を傷つける事は全く異なります。
ですが、それは間違っていました。

相手の気持ちも尊重し、配慮しながら自己主張する事は、自分も相手も違っていいという事を認める事です。
これは経験してみれば「ああ、こういう事か」と腑に落ちるのですが、経験しなければ想像するのが難しいかもしれません。
日本で生活していると、往々にして周りに合わせる事が必要だったり、「出る杭は打たれる」なんて言葉があるように自分の気持ちをないがしろにしてしまう事が多いように思います。
今でも日本の生活にどっぷりと浸かり、自分の気持ちがわからなくなった時には海外へ旅立ったりします。
自分は自分、人と違っていいんだと思い出させてくれるからです。
未知の事にも勇気を出して挑戦できる度胸
私はもともと慎重派です。
石橋を叩いて、叩いて、渡るタイプ。
最悪の事を想像して心配してしまうタイプ。
今でも慎重である事には変わりありません。
もし、こんな事が起きたらと心配ばかりしてしまいます
それでも、
自分がやってみたいと思った事、挑戦する価値があると思う事には勇気を出して行動してみる度胸がつきました。
私の性格を知る友人達からは「よくその性格で海外行けるね」と言われる程に慎重です。
だからこそ、今まで色々な事に挑戦し、ひやっとする事も多々ありましたが、無事に乗り切れたのだと思います。
一人旅を気軽に楽しめるようになった

度胸がついた事で一番変わったのは、一人旅を楽しめるようになったことです。
行ってみたいと思った場所があれば自分で色々と調べて、一人で気軽に旅をすることができるようになりました。

一人旅では予想していなかった事が起きた時、自分で何とかしなければなりません。
例えば、
高速バスがパンクして真夜中にバス停に到着してしまったり、
ハイキングコースで迷子になったり、
ビーチで体調が悪くなったり、
宿泊先で何かの虫に刺されまくったり、
他にも、困ったなという状況は色々ありましたが、何とか乗り切ってきたお陰で今ではかなり度胸がついたと思います。
こんな私ですが、
慎重さを絶対に忘れないのはやはり海外は日本とは違うという事をしっかりと認識しているからです。
慎重さを持ちつつ、新しい事に積極的に挑戦してみる事は人との出会いに繋がったり、自分自身の成長にもつながるように思います。
まとめ
ワーホリに行っても、辛いことはあるし、落ち込むこともあるし、人生バラ色ではありません。
周りから見れば私の人生はワーホリに行かず、新卒入社した優良企業で働き続けた方が幸せだったのかもしれません。
ワーホリなんて意味ないよ。
そう言われても仕方ないと思います。
だけど、その意味ない1年は人生で最高に楽しくて、幸せで、かけがえのない時間でした。
