旅行中に外国人と知り合ったり、英会話教室で新しい先生に知り合ったり、
英語で自己紹介をする機会がありますよね。
そんな時、あらかじめどんな事を言うか準備が出来ているとスムーズに会話が出来ます。
落ち着いて、相手の目を見てきちんと自己紹介が出来る人って、初対面から好印象です。
逆に何も準備していないと頭が真っ白になって、しどろもどろになり全然印象に残らず、名前すら覚えてもらえないかもしれませんね。
今日は英語で印象に残る自己紹介をしたい場合に、どんな事を言えばいいか私の経験から学んだことを伝えたいと思います。
ちなみに私自身は、カナダ・オーストラリアでワーホリをしたり、バンクバーの語学学校に通ったり、日本語ボランティアをしたり、
英語で自己紹介する機会が多くありました。
もちろん最初は、緊張で足はがくがく。
声もうわずって、まともな事は何も言えませんでした。
でも何十回も自己紹介する機会があって、それ以上に何十人もの自己紹介を聞く機会もあって、「どうしたら印象に残る話が出来るか」をいつもいつも考えていました。
そして、1つの答えにたどり着いたのです。
印象に残る自己紹介とは?
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結論から言うと、「相手が具体的にイメージできるよう話す」という事です。
昔の私は、
I’m from Japan.
My hobby is reading.
こんな感じでした。
単に事実を並べて言うだけだと、全然印象に残らないんです。
しかも、1分で終了。
その後の会話も全く広がらず、せっかくの一期一会のご縁を無駄にしたなあと思う事がたくさんあります。
一方でとても素敵な自己紹介をしてくれた人もいます。
10年以上も前に知り合い、関わった期間もとても短いのに、どんな自己紹介だったか今でも思い出せるくらい印象に残っている人。
まず、私とその人の決定的な違いは、相手に伝えようという想いです。
私はとりあえず、自己紹介しなくちゃ、順番が回ってきたから何か言わなくちゃ。
そんな感じ。
そもそも自分の事を相手に知ってほしいという気持が足りなかったのですね。
印象に残る人はやっぱり、相手に知ってほしい、仲良くなりたい、という気持が伝わってきます。
仲良くなりたい気持はあるの、でも英語力がない。
英語に自信が無いから何を言ったらいいか分からないんだよ!
わかります。その気持ち。
わたしもそうだったから。
もう少し英語が話せるようになったら、自信を持って相手の目を見て、印象的な自己紹介が出来るようになるはず。
そう思っていました。
でね、いつになったら自分の英語力に自信が持てますか?って話なんです。
もうね、正しい英語で話さなくちゃ、間違ったら恥ずかしい、バカにされるんじゃないか、そういう思いは一切捨ててください!
今の英語力で、ありのままの自分の英語で、相手と会話したい、仲良くなりたい、その気持ちが本当に大切なんです。
名前を覚えてもらうには、意味を教える
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じゃあ、具体的にどんな話をしたらいいかということですが、
まずは名前。
日本人の名前って外国人にとっては馴染みがないので、なかなか覚えずらいようです。
私の名前(Margaretではなくて本名のほうですが)は、短いし比較的発音も簡単なのですが、
よく聞かれるのは「あなたの名前はどんな意味があるの?」という質問。
こういう時ってすごくチャンスなんです。
何か質問をされるってことは、それが外国人が疑問に思う事や興味を持つことなんだってわかるから。
つまり、
名前を言う時は、どんな意味なのかを一緒に伝えればいいんだって思ったんです。
例えば、AKIKOさんという人ならこんな自己紹介はいかがでしょう。
Hi, my name is Akiko. Please call me Aki.
Akiko means autumn child in Japanese.
I was born in the autumn and my favorite season is autumn.
私の名前はアキコです。アキと呼んでください。
アキコは日本語で秋の子供という意味です。
私は秋に生まれました。好きな季節も秋です。
この自己紹介を聞いた人は、アキコさんに『秋』をイメージする事ができますよね。
更に、秋に生まれて、好きな季節も秋という情報を知ってもらうことができました。
その上、autumnは日本語で、akiという事まで伝えています。
この後、あなたの好きな季節はいつですか?のように会話が続くかもしれません。
こんな風に自己紹介ができたら、印象的だし名前も覚えてもらえそうです。
是非英語で考えてみてください。
場所は具体的なイメージができるよう表現する
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次に、
I’m from Japan.
はどうでしょうか。
情報が少なすぎますね。
とは言え、
I’m from Tokyo.
とかなら、日本の首都ね、と分かってもらえるけど、
ほとんどの都道府県を外国人は知らないので、
I’m from Kanagawa.
とか言っても、イメージできません。
なので、出身地や住んでいる場所について話す時はその場所を具体的にイメージできるような事を加えるといいですよ。
例えばこんな感じ。
I was born in the countryside of northern Japan. It is a snowy small village and only 8,000 peole live there.
Now I live in Yokohama, which is famous as port town and second largest city in Japan. Sometimes I miss nature.
私は北日本の田舎で生まれました。人口8,000人程の雪深い小さな村です。
今私は港町として有名な横浜に住んでいます。
日本で2番目に大きい市で、私は時々自然が恋しくなります。
海外で出身地について話す時必ずと言っていいほど人口を聞かれました。
住んでいる場所の人口をチェックしておくといいですよ。
上記の例文では、生まれた街と今住んでいる街を比較して、自然が恋しいという話をしています。
雪深い田舎と大都会の情景をイメージする事ができたのでないでしょうか。
他にも、その場所の特産品とか特徴を説明する際は、相手がイメージできるような表現をすると印象に残りやすいです。
趣味は”I like”から始める
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最後に趣味について。
これは個人的な感覚かもしれませんが、「趣味」と言うととたんに敷居が高く感じませんか?
「趣味」は大好きな事で、人より詳しくなければいけなくて、上手じゃないといけない。
そんな風に考えると、「特に趣味はない」となってしまうんです。
因みに、わたしがよく使っていたのは、
My hobby is reading.
私の趣味は読書です。
だったのですが、じゃあどんな本が好きなのか、好きな作家は、おすすめの本は?と聞かれると答えに詰まりました。
本を読むのは好きだけど、趣味というほどでもない、というか。
難しいですね。
そこでおすすめなのが、趣味じゃなくて『好きな事を言う』です。
具体的には、
“My hobby is ~.” ではなく、”I like ~.”で考えてみてください。
今でも強烈に印象に残っている人がいるんです。
その人は折り紙が好きだったのですが、
自分で作ったという超リアルな『カニ』の折り紙を取り出して、
私は折り紙が好きです。と言ったのです。
彼の事は本当に一生忘れないと思います。
そのくらいインパクトのある瞬間でした。
以来、私は折り紙に取り組んでいます。
あなたにとっても好きな事があって、それについて熱く語れるくらい情熱があるのなら是非それを英語で言えるようにしましょう。
でももし、かつての私のようにこれと言った趣味がないのなら『折り紙』のように日本らしい何かに取り組んでみるのもいいかもしれません。
外国人が思わず目を真ん丸くして、驚くような何かを見せられたら間違いなく印象に残ると思うのです。
その意味で「折り紙」はうってつけのアイテム。
持ち運びできるし、紙さえあればその場で折って見せれますしね。
まとめ
印象に残る自己紹介をするには、「相手が具体的にイメージできるような話をする」を試してみてください。
そしてもう一つ大切なのが、あなたが相手と仲良くなりたい、自分の事を知ってほしい、伝えたいと真剣に願う事です。
完璧な英語で話す必要はありません。間違ってしまっても全然OK!
出来るだけリラックスして、フレンドリーに話せるよう予めセリフを用意して練習しておきましょう。
▽ホストファミリーに向けた自己紹介も参考にどうぞ
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