今日は、私のリーディング学習法を紹介したいと思います。
英語のリーディング学習法に関しては様々な方が様々な情報発信をされています。
私が個人的に思うのは
どんな勉強法もその人に合うものと合わないものがあって、
自分に合った勉強法が見つかれば、楽しみながら英語力も上がっていきます。
合わない勉強法をいくら頑張ったとしても、
英語の勉強はいつまでたっても、つまらなく、苦痛ということになってしまいます。
私のリーディング学習法がどなたかのお役に立てれば嬉しいです。
知っている話を英語で読む
私のリーディング学習法は下記です。
知っている物語を英語で読む(精読)
↓
英語力をつける
↓
面白そうな物語をたくさん読む(多読)
上記の通りで、まずは自分の知っているストーリーを丁寧に読んでいきます。
つまり、精読ですね。
分からない単語があれば辞書で調べ、
一文一文、しっかり日本語に訳し、理解しながら読んでいきます。
理解できない文章があれば、
英語の先生に質問したり、ネイティブの友達に聞いたりします。
でも、
必ずしも、英語の先生がいたり、ネイティブの友達がいるとは限らないので、
知っている物語の英語版がおすすめなのです。
日本語で物語を知っているものなら、分からない英文に出会ったとしても何となく理解できますよね。
そこでおすすめするのが、
日本語版と英語版の「星の王子さま」を使ったリーディング学習法です。
星の王子さまを使ったリーディング学習法
「星の王子さま」を読んだことがありますか?
あまりにも有名な本ですが、ちゃんと読んだことはないという人も多いのでは?
私は子供の頃に一度読んで、何となく意味が分からない本だと思ったのです。
当時の私には何が言いたいのか良く分からない、難しい話に思えました。
ところが、
大人になって、改めて読み返すと心に響くところがいくつもあって、
この物語は大人にこそ読んでほしい1冊です。
英語版のThe Little Princeはこのように始まります。
ONCE WHEN I WAS six I saw a magnificent picture in a book about the jungle, called True Stories. It showed a boa constrictor swallowing a wild beast.
引用:The little prince(P7)
この一文を日本語に訳してみてください。
訳せましたか?
日本語版の星の王子さまはこのように始まっています。
僕が6歳だったときのことだ。『ほんとうにあった話』という原生林の事を書いた本で、すごい絵を見た。猛獣を飲み込もうとしている、大蛇ボアの絵だった。
引用:星の王子さま(P7)
あなたの訳と一語一句一致している必要はないんです。
でも、
答え合わせができますよね。
私は英語の勉強をしていて、自分の訳があっているのかわからない、自分の理解が正しいのかわからない、そういう状況がすごく嫌なんですね。
嫌というか、そういう勉強をしてもあまり身に着かないと思っているんです。
「星の王子さま」を使った精読なら、自分の理解があっているのかすぐに答え合わせができます。
「あ、ちゃんと理解できてる!」
という小さな達成感。
「あ、こういう意味なんだ・・・なるほど」
そんな風に感じた文章や単語って定着しやすいんです。
なので、
まずは知っている物語、日本語版がある物語を「精読」で読んでいくのがおすすめです。
まとめ
星の王子さまを使ったリーディング学習法を紹介しました。
精読を続けて行くと、英語力がどんどんついていきます。
ある程度理解できるようになったら、(例えば、この「星の王子さま」の英語版は簡単すぎると感じるくらいになったら)興味のある本をたくさん読んでみる(多読)に移っていくというのがおすすめです。
是非試してみてください!
最後に星の王子さまの大好きな一節を・・・
Here is my secret. It’s quite simple: One sees clearly only with the heart. Anything essential is invisible to the eyes.
引用:The little prince (P92)
下記の記事では日本文学の英語版を紹介しています。
気になる本があれば、日本語版と英語版を使ってリーディング学習してみてはいかがでしょうか。