want も would like も「欲しい」という意味がありますが、
この2つはニュアンスが異なることを知っていましたか?
今日はwant と would like の使い分けについての記事です。
カナダのスーパーでおすすめのシリアルを聞いた話
ワーホリでバンクーバーにいた頃の話です。
私は英語のプライベートレッスンを受けていました。
先生のポリシーは、
だから宿題はいつもユニーク
バス停で待っている人に今何時ですか?と聞いてみる。
小さなお店で両替してくださいとお願いする。
そして、ある日の宿題は、
スーパーでおすすめのシリアルを聞く。
しかも、店員さんでは無くお客さんに。
どーしてもシリアルを買いたいんです。
宿題決行の日、私はどんな風に話し掛けたかというと、
E..Excuse me…, aa I want to buy a cereal, but I can not choose.
Which cereal do you recommend?
それを聞いた相手の反応は、
私はあまりの恥ずかしさに耳まで真っ赤になるのがわかりました。
その人は苦笑いしながら一つのシリアルを指さし、私はそそくさとそのシリアルをつかんで、
とお辞儀してレジへ向かったのでした。
wantを使うシチュエーション
次のレッスンの時、先生は私のこの話を聞いて大爆笑。
私はお腹がすいていて、どーしてもシリアルを買いたいけど選ぶ事ができません。あなたが私のわかりに選んでくれませんか?
※ちなみに先生は日本語も堪能でした。
どうして???
want のニュアンス:とても強い欲求の意味
私達は、
want=欲しい
want to=〇〇したい
と習います。
でもそのニュアンスまでは習いませんよね。
実はwantにはとても強い欲求の意味があります。
例えば、
子供がおもちゃ売り場で
I want this!!
これがほしぃーの!!
と言っているようなもの。
それと同じニュアンスで、
I want cereal.
シリアルがどーしても欲しいんです。
と言ったわけですから、思わず笑ってしまいますよね。
正解はwould like を使う
じゃあどうすれば良かったかと言うと、
”would like” は”want”より丁寧な表現と習いますよね。
確かにそうなんですけど、
丁寧な表現をするためにwould like にするというより、むしろ大人なら基本的にwould like を使った方が良いのですね。
逆にwantを使うシチュエーションはごく限られていて、
親しい間柄で、あえて上記のように『欲しい』を強調したい場合のみ
なのですね。
wantは子供っぽい印象を与えてしまうので、実際にはあまり使われません。
wantとwould like のニュアンスの違い
「〇〇したい」、「欲しい」と言いたい場合は、基本”would like” を使いましょう。
“want” はどーしても欲しいという強い要求の場合だけ。
今となってはwantを日常で使うことはめっきり減ってしまいました。
ユニークな先生の宿題は下記の記事でも書いています。