コラム PR

感情移入しすぎるから映画・ドラマを見るのが辛い【でも見たいんです】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

昔から感情移入しすぎる事が悩みでした。

映画やドラマを見ると登場人物に感情移入しすぎてしまい、まるで自分の事にように感じてしまい疲れてしまいます。

だからホラーや悲しい話は苦手でした。

 

でも最近は、衝撃的でもなんでもない普通のシーンでも登場人物たちの感情が入って来て苦しくなります。

映画やドラマを見るのが辛くなってきました。

でも本当は、見たいんです!

 

どうしたらこの辛さを減らすことができるのだろう?

感情移入しすぎる子供時代

小学生の時、

前日の夜に見たドラマが頭から離れず、身体はここにいるのに意識はここにないみたいな不思議な感覚を味わいました。

中学生の時、

宇宙人にさらわれたという人のインタビューを見て、目をつぶるたびに、宇宙船の中の映像が浮かび眠れなくなりました。

高校生の時、

友人の悩みを聞いているうちに、その出来事が自分の身に起きたという錯覚に陥るようになりました。

時々、自分の身に起きた事なのか、友人の身に起きた事なのか、それともテレビでみた出来事なのか分からなくなることがありました。

大人になってやっと、私は感情移入しすぎるタイプなのだと認識しました。

だから、

テレビや映画はできるだけ見ないようにしました。

人の悩みやネガティブな話を避けるため、人と深く関わることを避けるようになりました。

感情移入しすぎるのはHSPだから?

映画やテレビドラマはできるだけ見ないようにしていたのですが、

本当は私だって見たいんです。

 

大ヒットしている映画を見てみたいと思うし、

好きな俳優さんが出ている映画も見てみたい。

 

それに、映画で英語勉強するのも好きです。

だからこの「感情移入しすぎる問題」を何とかしたい!

切実にそう思っていました。

 

そして色々と調べてみたところ、この感情移入しやすいという悩み

実はHSPという気質によるものかもしれないと分かりました。

 

HSPとはHighly Sensitive Personのことで、敏感すぎる気質を持った人のことです。

そうか、HSPだからだったんだ。

それからたくさんのHSPに関する本を読みました。

私の場合、映画やドラマを見て辛くなる理由は下記の2つです。

  1. 登場人物に起きた出来事がまるで自分の身に起きたかのように錯覚するほど、リアルに感じてしまう。
  2. 映画やドラマのワンシーンが頭から離れず、ずっと考え続けてしまう。

これらの原因はHSPの気質によって説明することができます。


登場人物に感情移入しすぎる理由

HSPには「共感力が高すぎる」という気質があります。

共感力とは、簡単に言うと

「相手の事を自分の事のように感じる力」のことです。

 

この共感力には脳の働きが関係しています。

人の脳には「ミラーニューロン」という神経があり、鏡のように相手の行動を写し取とる働きがあります。
その結果、相手を真似て、自分もまるで同じような状態になったかのように、脳が反応してしまうのです。
引用:ちょっと「敏感な人」が気持ちよく生きる本(P55)

HSPの人の場合、このミラーニューロンが他の人より強く働き、共感しすぎてしまうという説があります。

そのために登場人物に起きた出来事がまるで自分に起きたかのように反応してしまうのですね。

映画のワンシーンが頭から離れない理由

ある一つのシーンや、登場人物の一言が頭から離れなくなるというのは、

HSPの人は感じる力が強いため、他の人にとってはどうって事ないシーンであっても強く影響を受けてしまうからと考えられます。

HSPでない人よりも深くショックを受け、深い悲しみを感じてしまうのです。

普段の生活でも些細な一言でショックを受けたり、そのことが頭から離れなくなってしまうことってありませんか?

それはHSPの気質が関係していたのです。

感情移入し過ぎないための対処法

今の私はほんの少しですが、以前よりも映画やドラマを見て楽しめるようになりました。

感情移入し過ぎないためにやっていることを紹介しますね。

 

まず映画を見る前にこのように自分で自分に宣言しています。

「私はこれから映画を見る。映画の世界と私の世界は別のものだ」

このように宣言して、

スクリーンと自分の間にアクリル板のような境界をイメージします。

 

登場人物の感情を受け取らない、という明確な意志を持って見ます。

このようにすると比較的感情移入せずに見られるように思います。

 

とは言っても、ホラーや悲しい映画はできるだけ見ないようにしています。

私は高校生の頃、友人の誘いを断れず何度も見たくない映画を見に行き、
そのたびに、体調が悪くなっていました。

見たくないのなら断る勇気も必要です。

でも、どーしても断れない、見なければならないという時は、自分の周りにアクリル板をイメージして真剣に見ないことをおすすめします。



感情移入してしまった時の対処法

それでも登場人物に感情移入し、頭から離れなくなってしまったという時に試してほしいのが『マインドフルネス瞑想』です。

マインドフルネス瞑想の方法は、

①座る(椅子に座っても、床であぐらをかいても、お好きな座り方で)
②呼吸に意識を向けて観察する(息を吸う時の冷たく乾いた空気や、吐く時の温かく湿った空気を感じたり、胸やお腹のふくらみ、へこみを感じたりする)
引用:ちょっと「敏感な人」が気持ちよく生きる本(P76)

 

映画の主人公に感情移入しているな、と気がついたら、
マインドフルネス瞑想をして自分の呼吸に意識を向けるようにしています。

ゆっくり深呼吸しながら自分の呼吸に意識をむけてみると、映画の主人公から意識をそらすことができるようになりました。

 

まだまだ練習中ですが、瞑想を取り入れながら、これからも素晴らしい映画やドラマを楽しむことができればいいなと思います。

まとめ

私と同じように映画やドラマに感情移入し過ぎて辛いというあなたに、この記事がお役に立てれば嬉しいです。

  1. 映画を見る前の心の準備
    映画と私は別々の世界だと明確に意志表示をして、スクリーンの前にアクリル板をイメージする。
  2. 感情移入してしまった場合の対処法
    瞑想をして自分の呼吸に意識を向ける。

本文中の引用は下記の本より

 

 

https://eigotegami.com/hsp-book

自分軸で生きるって?【海外で見つけた自分も他人も尊重する生き方】『隣の芝生は青い』ということわざがありますね。 他人の持っているものは何でもよく見えるという意味ですが、誰かと比べて落ち込んだり、...