はじめてのホームステイって不安ですよね。
あなたの不安を少しでも解消して、ワクワクした気持ちで出発してほしい。
そして、
あなたのホームステイ経験がかけがえのない大切な思い出になってほしいと願いつつ、私の体験談を紹介します。
ホームステイにどんなイメージがありますか?
ホームステイにどんなイメージを持っていますか?
私の場合、ホームステイに興味を持ったのは「ウルルン滞在記」というテレビ番組の影響です。
「ウルルン滞在記」は1995年~2007年に放送されていました。
今では大活躍している俳優さんや女優さんが世界各国でホームステイしながら様々なチャレンジをする番組です。
それが海外に行きたいと思った最初のきっかけです。
なので、私の中にはホームステイに行ってこんな経験がしたいという明確なイメージがありました。
それは・・・
大きなスーツケースをひいて、おとぎ話に出てくるような可愛らしいお家に到着。両手を広げて迎えてくれるホストファミリー。
木目調の家具にパッチワークのベッドカバー。
窓にはお花のステンドグラス。
「今日からここがあなたの部屋よ。」
ホストマザーが作る見たこともない料理。
一緒に作るホームメイドクッキー。
本当の家族のように愛され、別れを悲しみ、ハグをし、再会を約束する。
これがわたしの期待していた『ホームステイ』。
むしろ、これが全ての『ホームステイ』だと思っていたので、ホームステイに行けば必ずこんな経験が出来ると思っていました。
ビジネスライクなホストファミリーとの出会い
わたしの初めてのホームステイは18歳の夏休み。
カナダのバンクーバーに2週間の語学留学をした時です。
ホームステイに憧れていた私にとって、語学学校はついでのような感じ。
『ホームステイ』出来ることが本当に本当に嬉しかったのです。
夢にまで見た、ホームステイ。
海外にもう一つの家族が出来る。ホストファミリーに対してその位の期待感を持っていました。
ところが・・・
早く帰りたいと思い続けた2週間
私が滞在したのはフィリピン人の母(50代)と娘(30代)の二人暮らしの家族。
なんとなく、ビジネスとしてホームステイを受け入れているのかな?と感じさせる家庭でした。
綺麗な一人部屋を使わせてもらい、ご飯もきちんと作ってくれました。
もっと会話がしたい!
もっと交流がしたい!
もっと心を通わせたい!
全てがビジネスライクで、本当の家族のような雰囲気とは程遠いものでした。
2週間の滞在中1度も心を通わせることなく、最終日を迎え、もちろん別れを惜しむ事などなくあっさりと帰国しました。
辛すぎるホームステイを避けるには
ホストファミリーのリアルを知ることです。
私の最初のホームステイ経験はとても苦い経験になってしまいました。
でも、それでホームステイに興味をなくしたかと言えば、全くそんな事はありません。
その気持ちがますます強くなりました。
では、私の苦い経験の原因は何だったのか・・・?
それは、『無知』だった事です。
ホームステイを受け入れるホストファミリーは皆「ウルルン滞在記」のように温かい、距離間の近いファミリーだと思っていました。
ホストファミリーはみな留学生との交流に興味があり、日本文化に興味があり、ともに時間を過ごす事を期待してくれていると思い込んでいました。
実際は、、、
ホストファミリーにも様々な家族がいて、ホームステイのかたちも様々なのです。
友人達のホームステイ体験談
私の場合、本当の家族のようになりたいと願っていましたが、適度な距離感を望む友人もいました。
ここで友人達の体験談も少し紹介します。
ちょっと寂しかったけど、本当の母娘のように仲良くなって、わたしの結婚式にも招待したの!
ホストファミリーとの交流は少なかったけど、ルームメイトの韓国人と大親友になったんだ。
美味しい食事を作ってもらえてとても感謝しているけど、必要以上に交流したいとは思わないな。
はじめてのホームステイ「行って良かった」にするには
人それぞれ、ホームステイに望む事は異なります。
ホームステイを通じてどんな経験がしたいのか、何を学びたいのか、それを明確にすることで、心構えも変わってきます。
それがホームステイをかけがえのない経験にするための第一歩だと私は思っています。
あなたはなぜホームステイに参加しようと思ったのでしょうか。
ぜひ、考えてみてください。
まとめ
私の初めてのホームステイ体験談を少しだけ紹介しました。
実際にはここに書ききれないほどまだまだたくさんのエピソードがあります。
少しづつ紹介していきたいと思いますのでこれからホームステイを予定している方に是非読んでいただければ嬉しいです。
この1回目の苦い経験から学び、2回目以降のホームステイは本当にかけがえのない一生の思い出になり、素晴らしいホストファミリーと10年以上の交流が続いています。