自分軸で生きることは自分の気持ばかり大切にして、周りを傷つけると思っていませんか?
相手の事を思いやれる心の優しい人は素敵ですよね。
でもそれは、他人軸で生きる事とは違うんです。
今日は自分の心を大切にしながら、相手を思いやれる生き方について考えてみたいと思います。
自分軸で生きる事に対する罪悪感
昨日の記事で書きましたが、私は海外で暮らしたおかげで少しだけ「自分軸」で生きられるようになりました。
日本に帰国してそんな私の変化に気づいた友人からは、
と言われることがしばしばありました。
職場の人には、
なんて言われるまでになりました。
海外に行く前は思いっきり他人軸で生きていたので、正直、複雑な気持を感じずにはいられませんでした。
そもそも、こんな一言にうろたえてしまう時点で、
他人にどう思われるかを気にしている=他人軸になっている
という事なのですが・・・
自分軸=ワガママ=悪い事という思い込み
ここでもう一度自分軸と他人軸について確認しておきますね。
自分軸:自分の気持ちや感じ方を大切にする
他人軸:他人からどう思われるかを大切にする
だけどわたしは、こんな風に考えていました。
他人軸=思いやりがあって優しい人
だから自分軸になることに罪悪感を感じてしまっていたんですね。
でも、この考え方は間違っていました。
自分軸で生きるって、思いやりがなくて周りを傷つけることではないんです。
むしろその逆だったんですね。
どういうことかというと、
自分軸で生きていると・・・
相手が自分軸で生きることを受け入れられるようになります。
他人軸で生きていると・・・
相手にも他人軸で生きることを求めてしまいます。
自分軸と他人軸の違い
例えば、職場の同僚に「相談したい事があるから一緒にご飯行かない?」と誘われたとします。
他人軸で生きていた頃の私はいつもこんな感じ。。。
本当は行きたくないんだけど、断って気まずくなるのも嫌だしな・・・
今日は疲れてるけど、行くべきだよね。
そして、
と答えます。
そして心の奥底でブラックな私がささやきます。
言葉にするのもお恥ずかしい。。。
自分軸で考えるとこうなります。
今日は疲れてるからあまり行きたくないな。
断ったら気まずくなるかな・・・
でも、嫌われたとしても仕方がないか。
そして、今の私なら
明日ランチに一緒に行かない?
こんな風に答えると思います。
自分の気持ちを優先した結果、同僚の誘いを断っているけれど、相手に対する思いやりも忘れてはいません。
他人軸がベースの思いやりは、自分への評価や見返りを求める気持ちが根底にあります。
一見優しく思いやりのある行動に見えますが、自分を犠牲にして相手に合わせているので、ストレスが溜まります。そして他人に対してもまた、〇〇するべきを求めてしまいます。
自分軸で生きられるようになると、自分の心がどう感じるかに注意を向けられるので、無理だと思えば誘いを断れるようになります。
そして、もし立場が逆になって自分の誘いを断られたとしても気にならなくなります。
まとめ
自分軸で生きていると、相手にも相手の心を大切にしてほしいと思うようになります。
つまり、
わたしもあなたも自分の心を大切に生きていけたら幸せだよね、
という思考です。
だから自分軸で生きる事が、自分も他人も大切にすることにつながるんですよね。
今まで他人軸で生きていた人が自分軸に変えていく途中では、それまでの人間関係が変わってしまうことがあります。
私自身もそうでした。
だけど他人軸で自分の心を無視してまで続けていく人間関係は手放そうと思いました。
自分軸で生きる事は自分勝手なことじゃないんですよ。
あなたの心を大切にしていけますように・・・