読書記録

【読書記録】あなたは、誰かの大切な人を読みました。

クレーム対応に疲れ切って、心が折れそうになっていた頃、

私は自己啓発本ばかり読んでいました。

そんな時、同僚が勧めてくれたのが原田マハさん。

 

「心がしんどい時は自己啓発よりやさしい物語を読んだ方がいいんだよ。」

 

同僚の言葉です。

 

以来、私は原田マハさんのファンになりました。

あなたは、誰かの大切な人を読みました。


この本は6つの物語で構成された短編集です。

主人公は6人の独身女性達。

それぞれに違う人生の物語だけれど、共通しているのは、彼女たちを大切に思う人の存在。

家族だったり、恋人だったり、友達だったり。

人が人を想う温かさに溢れた本でした。

心に響いた言葉

私が特に好きな物語は、月夜のアボカドです。

主人公は39歳でフリーランスのアートコーディネイターとして働くマナミ。

 

マナミには69歳と79歳の『友達』がいます。

そんな友達の一人、79歳のエスターの人生の物語が特に印象的でした。

 

エスターは60歳で結婚し、わずか4年後に愛する人が天国へ旅立ってしまいます。

たった四年間の結婚生活だったけれど、あの四年間のために、彼も、私も、この人生を授かったような気がするの。

エスターはいいます。

ねえ、マナミ。人生って、悪いもんじゃないわよ。
神様は、ちゃんと、ひとりにひとつずつ、幸福を割り当ててくださっている。
誰かにとっては、それはお金かもしれない。別の誰かにとっては、仕事で成功することかもしれない。
でもね、一番の幸福は、家族でも、恋人でも、友だちでも、自分が好きな人と一緒に過ごすってことじゃないかしら。

職場の昼休みにこの本を読んでいたわたしは、おもわずそこで泣きそうになりました。

例え、たった一人になっても、孤独に打ちひしがれそうになっても、

心の中に大切な誰かと過ごした幸せな記憶があれば、人間は強く生きていけるのではないかと思います。

大切な人は永遠にともにいる

この物語の主人公、マナミのように、私にも年の離れた『友達』がいます。

彼女も愛するご主人を亡くしました。

 

私は、彼女に何て言葉をかけたらいいか分からなくて、

しばらく連絡をすることさえできませんでした。

 

ようやく1通のメールを送ると、彼女からはすぐに返事がきました。

そこには夫を尊敬しているから、前を向いて強く生きていくと書かれていました。

 

そんな風に強い絆でつながった誰かと生きてきた彼女を私はうらやましいと思いました。

 

大切な人とずっと一緒にいられるわけじゃない。

 

私たちはついそのことを忘れてしまう。

 

だから、一緒にいられる時間を本当に本当に大切にしたい。

 

例え、一人になったとしても、大切にしてくれた誰かの存在は決して消えることはない。

 

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