大好きな場所で、やりたい仕事をしながら生きていけたら人生は素晴らしいと思いませんか?
その頃にこの本と出会えていたらもしかしたら何か変わったかもしれないな、そんな風に思いました。
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『7つの制約にしばられない生き方』を読みました
この本にはわたしがずっと憧れていた生き方がありました。
著者の本田直之さんは『制約のない生き方は誰でもできる。但し準備が必要』と書いています。
制約がなく生きる思考法を身に付け、スキルを磨き、ノウハウを蓄積する―など段階を踏んで準備する事が不可欠です。(P44)
今現在は制約にしばられまくって生きている私ですが、この本に書かれている事をできるところから実践していきたいです。
何も制約がなかったらどんな生き方がしたいか

著者は何も制約がなかったらどんな自分になりたいか、どんな生活をしたいかイメージし、具体的に書き出してみる事をすすめています。
7つの制約とは以下の事を指しています。
- 時間
- 場所
- 人
- お金
- 働き方
- 服装
- 思考
具体的に書き出す際は『こういう制約は受けたくない』という事をリストにします。
私の場合はこんな感じになりました。
・毎日同じ時間、同じ場所に通勤する
・大人数の中で働く
・お給料の大部分が生活費に消える
・誰にでもできる仕事をする
・ストレスを感じながら働く
・お金の為に働く
・普通はこうするべきという考え
文字にするのもはばかられる位、まっとうな事だし、常識的な事です。
文字にするのもはばかられる、というのはつまり常識的でありたいという気持の表れでもあります。
本心では制約に縛られずに生きたいと思いつつ、常識的でありたいというジレンマがあるのですね。
だから、本田さんの言葉は胸に刺さり、もしかしら本当に自分が望む生き方をしてもいいのかなと思わせてくれます。
是非あなたもイメージして、書き出してみてください。
いろいろな考え方や価値観を知る

海外に出た事で様々な考え方や価値観に触れる事ができました。
おかげで『価値観は違っていい』という事を受け入れる事が出来ました。
私は東北の山奥の小さな町で生まれ育ちました。
もちろん素晴らしい場所だし大好きな故郷ではあるけれど、みんなが同じような価値観で生きているように感じました。
そんな自分がおかしいと思ってたけれど、海外に出た事で多様な価値観を知る事ができ、『価値観はちがっていい』と認める事が出来たことは大きな一歩です。
いろいろな考え方や価値観を知るには、海外に行ってみる事や外国人と関わることが一番だと私は考えています。
時に私も半径5メートル以内の世界が全てのように感じてしまう事があるのですが、
そんな時はいつも世界の広さやそこに生きる人達の多様性に思いを馳せるようにしています。
世界には様々な価値観があります。一人一人違っていいんです。
他人と比べない

この本が出版されたのは2011年です。
著者の本田さんがおっしゃるような制約にしばられない生き方をしている人がどんどん増えているように感じます。
出版されて8年後の今この本に出会うくらい世の中の流れに鈍感な私でさえ、こんな事が仕事になるんだ、という生き方をしている人に出会うようになりました。
とはいえ、まだまだ昔ながらの価値観で生きている人は多く、そちらの方が一般的であるというのが実際のところです。
制約にとらわれない生き方をするという事はそんな一般的な価値観、つまり常識とは違う生き方をする事になります。
両親の期待に応える生き方、同級生たちと同じような生き方、そのような大多数の人の生き方を違う事をするとなれば、否定されることや家族と衝突する事もあるかもしれません。
それでも自分の生き方を貫く覚悟があるか、それだけ強く心に決める事が出来るかがポイントだと思います。
だから普段から他人と比べず、自分は自分という思考を身に付ける必要があるのですね。
自分で仕事をつくっていける力
会社員をやていた時にもらっていた給料と同じだけ稼ぐのが、どれだけ大変なことか身をもってわかりました。(P121)
著者もこのように書いている通り、会社員として頂いているお給料と同じだけ稼ぐのはとても大変な事です。
大変だけれどどうしたらいいかを考えて実践していくことはとても勉強になるし、自分で仕事をつくっていくスキルが身に付くと思うのです。

定期的にモノを減らす

これは只今ぜっさん挑戦中です。
少ない荷物で暮らすことを目指しています。
わたしにとって一番やっかいなのは本でした。
今はだいぶ整理できましたが、かつては200~300冊の本に埋もれて暮らしていました。
最近は本は出来るだけ電子書籍で購入するようにしています。
本だけに限らず出来るだけモノを増やさずシンプルに生活する事は制約にしばられない生き方に繋がると思っています。
心に響いた一説
最後に本書の中で一番心に響いた部分を引用させて頂きます。
目標やプランがなければ、どこに向かってゴールしていいかわかりません。
それなしに、「今すぐ自由がほしいから何にもしばられずに生きるんだ」といって会社を辞めてしまったり、努力することを途中で放棄してしまったら、ただの自堕落な生活しか待っていません。
いろいろなことに挑戦したり勉強することが、ますますめんどうになっていくでしょう。
だんだんスキルも落ちていき、好きではない仕事でも働かざるを得ません。
長時間労働、低賃金、満員電車といった制約からのがれられなくなってしまうのです。(P51)
10年前のわたしは日本とカナダを行ったり来たりしながら暮らしたいという夢がありました。
だけど、どうしたらそうなれるのか何のプランもなく、誰に相談したらよいかもわからず、ただやみくもに右往左往していました。
一度はあきらめたその夢ですが、この本を読んでもう一度目指してみようと思えました。
制約にしばられない、理想の生き方を実現するためにはプランを立ててしっかり準備する事が大切だったのです。
もしあなたも同じ価値観なら是非一緒に目指してみませんか?