今日のテーマは『ハンドメイド作家は副業でやるべき』です。
リアルな体験談です。
ハンドメイドで生活費が稼げるかも
ハンドメイド作家として活動した1年目の話は下記の記事にまとめました。
1年間の活動で平均して月3万円程稼げるようになりました。
多い時には8万円以上売れました。
ハンドメイドが好きだったので猪突猛進しました。
思った以上に順調に売り上げが伸びて、委託販売のお誘いやコラボの問い合わせを貰うことも増えました。
選考があるイベント出店に選ばれたり、何だかとてもいい感じがしてきました。
そして私は淡い期待を抱きます。
もしかしたら専業でもいけるんじゃないかな?
イベント出店の選考に応募しまくった
何気なくあるイベント出店の選考に応募しました。
倍率がかなり高かったにもかかわらず合格してしまいました。
そして調子に乗った私は、そのイベント出店が終わってもいないのにイベント出店の選考に応募しまくってしまいました。
しかも開催期間が数週間にも及ぶ結構大がかりなイベントも含まれていました。
力試しみたいな感覚で応募したはすが、全ての選考に通ってしまいました。
準備がどれほど大変かを想像もせずに…
クタクタになるまで作り続けた半年間
4カ月間の間に7つのイベント出店を計画してしまいました。
準備を始めたのはその2カ月前。
この6カ月間の事を一生忘れることはないと思います。
私が作っていたアクセサリーは(自分で言うのもなんですが)、結構手が込んでいて、1つ作るのに2時間位掛かりました。
イベント出店の際には在庫を数十個は準備しなければなりません。
それが7回続きました。もちろん、その間minneのサイトでも販売を続けていました。
せっかく注文して頂いたお客様に手抜きはできません。
どんなに忙しくても、1つ1つ心を込めて作りました。
毎日毎日12時間位作り続けました。
自宅の一室が在庫と梱包資材で占拠されました。
ご飯を作るのも食べるのもおろそかになりどんどん痩せていきました。
それでもイベントの後半には売れるものがなくなり、ブースはスカスカになりました。
そのブースに立つ作家(私)は疲れ切ってやつれていて、立ち寄ってくれたお客さんとまともに会話すらできなくなっていました。
あの日、最後のイベントの帰り道。
電車の中で私は思いました。
「もう辞めたい。」
それから暫くハンドメイドはお休みして、フルタイムで働くことにしました。
でもハンドメイドは大好きなので、ハンドメイドサイトでの販売だけは今でも続けています。
ハンドメイド作家として生きていくには
ハンドイドブームの今、成功した作家さんはテレビで紹介されたり、本を出版したり、とてもキラキラ輝いて見えます。
そんな彼女たちのようになりたい。
大好きなハンドメイドで月に数十万稼いで、もっと自由に生きていけたら、そんな風に夢見ていました。
実際に数十万を稼ぐためには、毎日毎日、制作に追われ、発送に追われクタクタでした。
まさに地獄のような日々。大好きなハンドメイドを嫌いになりそうでした。
自分の浅はかさにトホホですが、考えてみればわかりますよね。
例えば1つ1,000円のハンドメイド品をいくつ売れば10万円の売り上げになりますか?
単純に計算すれば、100個ですが、販売手数料や材料費、梱包材等を引いて利益として考えれば100個以上必要です。
毎月毎月、100人以上のお客さんを集めなければなりません。
それって結構、というかかなり難しいと思います。
じゅあ、単価を上げて1つ5,000円で販売してみたら?
それなら月に20個で10万円達成できますね。
だけど、5,000円の価値があるもの、それだけの魅力があるものを作れるでしょうか・・・
ハンドメイドを本業にするという事はハンドメイドでビジネスをするという事です。
もしも、あなた一人でやっているなら売れれば売れる程、労力が増えます。
外注したり、人を雇ったりということも考えなければなりません。
ほとんどの人はそこまで考えていませんよね。
もしもあなたがハンドメイドが大好きで、自分の作品を販売して稼ぎたいと考えているなら、
副業で月に3万円~5万円の収入を目指すことが現実的で幸せな道だと思います。
ハンドメイドを本業としてやっていくなら、きちんと起業してやっていく覚悟とビジネスマインドが必要だと、自分の経験を通して学びました。
私はそこまでの覚悟は無くて、楽しみながらハンドメイドを続けたいと思ったので、売り上げ5万円の副業スタイルを選びました。
あなたはどんなハンドメイド作家を目指しますか?