仕事帰りに立ち寄った食品店での出来事。
ものすごい勢いで怒りまくる年配の女性と、うつむき加減に謝り続ける若い女性店員。
わたしはこんな場面に出くわすたび、思わず胸がきゅっと締め付けられます。
クレーム対応に疲れ切って、心が折れそうになった経験があるから。
あの若い店員さんがあまり自分を責めることなく、
クレームをさらりと受け流し、乗り越えられることを願わずにはいられません。
この記事はあの店員さんの為に書きました。
あなたの価値
あなたに何よりも伝えたいのは、
クレームを受けたとしてもあなたの価値は何も変わらないってこと。
あなたはクレームを受けたかもしれないけれど、
あなた自身はクレームを言われるような人ではないということ。
あなたの価値は何も変わりません。
誰に何を言われようと。
あなたの価値は何も変わりません。
何度でも言います。
あなたはクレームを言われたかもしれないけれど、それはあなた自身の価値とは全然関係ありません。
あなたは何も悪くありません。
何も悪くないのです。
だから、どうか自分を責めないで。
クレームを言われやすい人がいる
世の中にはクレームを言われやすい人がいます。
かくいう私もそんなタイプ。
ホテルのフロントで働いていた頃、私の他にもスタッフがいるのに、なぜかクレームを言われるのはいつも私ばかり。
同僚の間ではクレーム処理係なんて、言われてしまうほど。
私は、苦情を言いやすい雰囲気なのだそう。
同僚たちがさらりと流せるクレームを私はいちいち真に受けて、落ち込んで、悩んでしまいます。
声をかけやすい雰囲気ってことはメリットもあるよ、
とか、
どんなに気を付けていても100人に一人はクレームを言ってくるんだから、気にするな、
とか。
そんな風に励まされることもあったけれど・・・
そんなの全然心に響かないくらい、私の心はボロボロでズタズタで疲れ切っていました。
ご飯を食べても何の味もしなくて、
現実から目を背けるように、眠くて眠くてしかたがない毎日。
今思えば心が折れる直前だったのです。
あなたを大切に扱ってくれる場所
そんな時に私を救ったのは、意外にも『ネイルサロン』
普段はネイルサロンとは無縁の生活をしていますが、
あの頃の私は、ネイルサロンで爪の手入れをする事で何とか心を保っていました。
なぜ、ネイルサロンだったのでしょう?
それは、私を大切に大切に扱ってくれる場所だったから。
もちろん、ネイルサロンじゃなくてもエステでも美容室でもいいと思うんです。
あなたに必要なのは、
あなたの事を、とてもとても大切に扱ってくれる場所に行くこと。
謝って謝って、ぞんざいな扱いを受けたあなたの心を癒してあげる必要があるのです。
だからどうか、今日はあなたの心を大切にケアしてあげて欲しい。
よく頑張りましたね。